巡礼

【 巡 礼 】

【 秩父三十四観音霊場 】 平成19年秋~平成20年春(日帰り4回)

※第1回 平成19年10月22日
 越生⇒坂戸⇒道の駅あしがくぼ⇒1番四萬部寺⇒2番真福寺⇒4番金昌寺⇒7番法長寺⇒6番卜雲寺⇒9番明智寺⇒秩父駅(昼食・買物)⇒15番小林寺⇒14番今宮坊⇒19番龍石寺⇒12番野坂寺⇒○円融寺⇒越生坂戸
※第2回 平成19年11月12日
越生⇒坂戸⇒道の駅あしがくぼ⇒8番西善寺⇒10番大慈寺⇒5番語歌堂長興寺⇒3番常泉寺⇒18番神門寺⇒13番慈眼寺⇒秩父駅(昼食)⇒16番西光寺⇒17番定林寺⇒20番岩之上堂⇒21番観音寺(矢之堂)⇒越生⇒坂戸
※第3回 平成20年3月24日
越生⇒坂戸⇒道の駅あしがくぼ⇒27番大渕寺⇒28番橋立寺⇒29番長泉寺⇒30番法雲寺⇒弁天茶屋(昼食)⇒25番久昌寺⇒24番法泉寺⇒32番法性堂⇒秩父地場産センター(買物)⇒越生⇒坂戸
※第4回 平成20年4月7日
越生⇒坂戸⇒道の駅あしがくぼ⇒11番常楽寺⇒清雲寺(しだれ桜)⇒22番童子堂⇒23番音楽堂⇒観音茶屋(昼食)⇒31番観音院⇒33番菊水寺⇒34番水潜寺⇒秩父駅(買物)⇒越生⇒坂戸

 お疲れ様でした   准師範 安西裕子

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

ここに 秩父三十四観音霊場巡拝を夢魔なく終えることが出来ました事を心より感謝申し上げます。思えば平成16年の4月に法恩寺支部、同年9月より青蓮寺支部として御詠歌のお稽古を始めました。目には見えない大きな力に背を押されるようにして始めた御詠歌です。講員の皆様は若輩の私と共に今日まで歩んできてくださいました。陰で支えてくださった方々にもこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。今回の巡拝は、勤行式と御詠歌をお唱えしましたので初めてのことばかりで戸惑うことも多々あったかもしれません。しかし、信仰を同じくする仲間と共に喜びを感じながら巡拝し、三十四ヶ所の霊場の参拝を終える頃には皆朗々と御詠歌をお唱えすることが出来、観音様のご加護を受けたどなたのお顔もとても穏やかで満ち足りたものを感じさせてくれました。和気藹々と巡った秩父路で皆様が心に思い浮かべたこと全てがこれからの生きていく糧となることでしょう。これからも御詠歌を通して皆様と益々親交を深め、心穏やかに幸せな日々が送られるよう精進して参りましょう。

 秩父札所めぐり  安西和子

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

櫻花らんまんの秩父路總開帳の年に御縁を結び良い年にそぼくな風土に觀音様は安らぎと御利益をあたへて下さる事でせう。三十一番觀音院ここは私には大変な事でした。清雲寺のしだれ櫻に本当にきれいでした。皆様と一緒に行動する事のすばらしさを三十四ヶ寺本当に御苦労様でした。こんどは坂東でもと考えます。九番慈光寺さんは私の故郷です。関八州眺められます。又皆々様と共に歩んで行きたいですね。お疲れ様でした。

 新井長子

清雲寺のしだれ桜が見事でした。
水潜寺では二百段の階段を登ってお参りできたので本当によかった。
私の財産になりました。

 秩父三十四ヶ所の観音霊場巡りを終えて  福島ハツエ

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

 昨年秋より四回に渡り法恩寺御住職様の御先達に依る御詠歌皆様と一緒に巡拝出来ました事は本当に有難い事で御座居ました。私はと言いますよりも主人共々神仏に対して信仰心の厚い方とは申せませんが越生に来て法恩寺さんに何かと御世話頂く内に檀家の一員に加えて戴き信仰心も年と共に芽生えた様に思います。そして平成十年主人と秩父巡礼三十四ヶ所を果しましたそしてその後も時折秩父へ出かける様になりました。こうした折御詠歌に入れて戴き、此の度の巡拝のお話があり喜んで御一緒させて戴きました。昨年十月、十一月の秋の巡拝そして今年二月、三月の春の巡拝、巡礼衣に金剛杖での巡拝は見も心も引き締る思いで御座いました。そして楽しい旅でもありました。きっと生涯忘れない思い出となるでしょう。巡拝を終えた今私は弘法大師様が私達皆に幸せをお授けして下されたのだと思い感謝の気持ちで一杯です。こうした気持ちになったのも御詠歌を御指導下された先生のお蔭と思って居ります。どうも有難う御座いました。

 秩父三十四観音霊場巡拝に参加して  廣瀬槇江

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

私達仏のみ子三十数名が四回に分けて観音霊場を参拝しました一年中で空気と景色が良い秋と春に。春は山笑う桜の満開、秋は全山が五色の色に包まれ丸で錦絵の如く散り際はこんなに美しく着飾り散って行くのかと感心しました、般若心経と各お寺の本尊観世音菩薩を唱えながら三十四箇寺巡拝させて頂きました。古来から伝わる各寺の木々の大木又満開の枝垂桜の美しさ現生を忘れ色々な仏像に逢わせて頂きしばし浮き世離れした心に癒され本当に有難く感じました。最後のお寺で参拝が終わり御住職さんが一人ひとりの名前を読み上げて頂き満願の報告をしてくださり嬉しくて涙が出ました。本当に有難うございました。最後になりましたが、お寺とは日本人の心の原点の様な気がします。

 秩父三十四観音霊場札所めぐり  堺 和子

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

秩父盆地に散在する霊場は、風景が美しく水はきれいで食べ物はおいしく、人々は純朴でその札所めぐりの妙味も、こうしたところにあるため今日まで息づいているのではないでしょうか。そもそも秩父は山岳宗教の盛んな時代に、山伏たちにより周囲の山々が開かれ、その後禅寺が建てられたりして、独特な文化が生まれたのは七~八〇〇年前頃で、当時十三人の聖者が巡拝し札所を設けたらしいと聞くと、今では札所まで家々が建ち並び札所も整備され、先人がどこぞから垣間見て驚いていられるかなーとあらぬことを思いながら巡拝しておりました。同行二人と言うがこんなことを思う者との同行は、今一人のお方(弘法大師?)は迷惑な思いをされているかなと反省ひとしおです。とあれ家に着き冷たいビールと秩父駅で買った豚の味噌漬けのおいしかったことこれが極め付きの思い出になりました。

 秩父観音霊場の巡拝を終えて  清水ゆき

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

遍照講法恩寺支部では、この度秩父三十四観音霊場の巡拝を計画して下さり図らずも同行する事が出来ました。膝を病み足弱な私には始めは叶わぬ事かと思いましたが、せめて秩父路を見るだけでもと参加致しました。住職の先導を頂き昨年秋二回、そして今年三月と四月、結願する事が出来ました。堂が見えてゐても結構長い参道や石段もありましたが、同行のしんがりにつき四ヶ寺参れませんでしたが三十ヶ寺奉詠して回ることができました。三十四番のバスを降りての坂は殊更きつく杖を頼りの進まぬ足の運び、やっと本堂に辿り着き結願成就を読誦された時は感無量の涙が込み上げて抑えることができませんでした。秩父の巡拝は三回目ですがこれほど達成感と感動に浸ったのは始めてです。高齢になっての参加といふこともありますが勤行式を唱え御詠歌を唱えての巡拝がこの成し遂げた満足と喜びを与えて下さったものと思います。今年はお開帳にめぐり合う事もでき、最後の日はお寺もその道中も桜の満開が迎えてくれて、ふっと花の浄土の中にゐるような心地にもなりました。先生を始め同行の方々のお蔭様で大願成就できました事に心より感謝しております。尚改めて御詠歌と出会えた喜びを感じ晩年の生きる力を頂きました。これからも心安らぐ御詠歌をお仲間とお唱えしてゆきたいと願っております。 合掌
平成十九年秋詠む
小春日や札所めぐりを授かれり
笈摺を染める照柿里しずか
同行の鈴の音いろ葉散らしけり
平成二十年春詠む
秩父路のしだれ桜に再会す
振り向くも行く手も花の寺巡る
水子仏蝶と遊べる童子堂
奉詠の声吸われゆく芽木の山
霊山の高み高みへ遍路鈴
花浄土仏浄土をめぐりけり
結願の余韻に浸る春夕べ

 秩父三十四観音巡拝  島野初代

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

平成十九年十月二十二日第一番誦経山四萬部寺を初め御詠歌をお供えし十一ヶ寺無事終了。十一月十二日第八番清泰山西善寺より十一ヶ寺、お天気もよく秋の一日をたのしくお詣り出来た事よろこんで居ります。平成二十年三月二十四日今年はお開帳第二十四番光智山法泉寺より七ヶ寺お詣り出来ました。四月七日第十一番南石山常楽寺より六ヶ寺第三十四番日沢山水潜寺にて結願のお読経をいただき一人一人の名前を読み上げ本当に有難く思いました。第三十一番鷲窟山観音院石段が二九六段との事、私にはとても上まで行けないので矢野さん清水さんと三人で下で手を合せ待つことにしました。前の茶店にてよもぎ茶、山からの清水とってもおいしくいただきました。秩父美術館の西さんと云う方に会いいろいろ写真を写して下さいました。三人がモデルになりたのしい一時でした。御住職、先生を初め青蓮寺の皆様とも良い出合が出来た事これも御詠歌のおかげと感謝致して居ります。今後共よろしくお願い致します。

 矢野すみ

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

金剛杖をたよりに桜の花の満開の季節、秩父三十四ヶ所のお寺の巡礼が無事に終ることが出来ました。これも弘法大師さまの御加護の由縁と法恩寺さんの奥様のご詠歌のご指導の賜と有難く感謝、そして感動いたしましたと共によく頑張って巡拝に参加出来た自分自身にもよろこびの感動がありました。昨年奥様より秩父巡拝の計画をお話された時に今どきの後期高齢者の私が参加出来るのかと不安が重なりました。八十路を越えてから両ひざの痛み、腰の痛みなどおぼつかない状態が時折感じる様になりましたので迷いました。遠い路のりを歩くことが出来るか・・・・・・それでも皆さんと参加して一緒に歩きたいと云望みが強く一心でした。参加を決めてから足腰を鍛えようと日常生活に注意を重ね、健康状態も維持出来る様私なりに努力致しました。お陰様で参加させて頂きましたが第一回目の巡拝の後はつかれも感じこれから先続けられるのかと不安になったのは事実です。皆さんの励ましもありどうにか二回目、三回目と巡拝することが出来ました。四回目の日程はお寺が六ヶ所のみと云うことで心のゆとりが少しありましたが三十一番寺の二九六段と云う石段に圧倒されあきらめ、三十四番寺はこれが最後と登りましたが急な坂道で杖を頼りに頂上の門前に着いた時は、例えようのない嬉しさがあり満願出来たよろこびを味わいました。振り返って巡拝の中肌寒い日もありましたが雨にぬれることなく全日程を無事秋から春にかけての巡拝出来ましたことは有難く、大師様のご加護の由縁とつくづく思いました。奥様のご指導のもと、ご詠歌を唱えられたこと、皆様の暖かい心にふれ合うことが出来たこと、ほんとうに有難うございました。

 山口さだ

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

秩父札所めぐりに参加させて戴き、静かな山村の寺で、御住職の響きの良いお声の元に、まだまだ未熟で慣れない御詠歌ですが、一生懸命に唱えさせて戴きました。昨年十月より四回に分けての、日帰りの巡礼も此の度、桜花爛漫の好季節、四月七日の最後として、三十四霊場を完拝出来ました時の、なんともさわやかな、すがすがしい気持ちで成し遂げた自信と満足感を味わいながら、特に三十一番観音院への階段登りは、心に残る思い出になる事と思います。何よりも講員一同、元気に御仏御大師様のご加護によって、天候にも恵まれて(翌日の豪雨を思います時に・・・・)予定通りに終了できた事に、心より感謝いたしております。本当に有難う御座いました。

 柿木康伸

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

室町時代の長享二年(1488年)に番付されたという秩父札所三十四ヶ寺を巡拝した。しかも各寺院にそれぞれ備えられている御詠歌を前の晩に繰り返し暗記してのこと。服装は、手甲脚絆、白衣の上に「南無大師遍照金剛」と書かれた笈摺を羽織り、輪袈裟、前には頭陀袋を下げるといった白装束。道中、何時倒れても悔いないと云う覚悟。頭上には「同行二人」と記した菅笠、それを顎の下でぐっと締めると、気持ちも引き締まる。数珠を下げた手に、金剛杖を持って、巡礼者の心構えは全く整う。そして掲諦掲諦波羅掲諦と急ぎバスに乗り込む。秩父札所巡りは昔から「熊ヶ谷通い」、「川越通い」、「吾野通い」と三つの道があった。その「吾野通い」で秩父に入った。巡拝中、百数十段と云う急坂の高所に位置する観音院もある。石段上で足を少し斜めに踏み込めば、杖を持ったと同じ効果があり、登り降りが楽になる。秩父観音院は子育てとの因縁が深い。四番札所金昌寺で「子育て観音」を参拝した後、納経所でお礼を所望した。知人宅の初産の嫁さんに贈るためである。そのお礼は家族皆で心配している、家の床の間の鴨居に大事に貼り付けられたとのこと。これこそが、秩父観音の御利益とでもいうものだろうかと自分一人密かに合掌をした。この巡礼も四回を以って結願となり、最後の三十四番水潜寺で結願式が行われた。そしてこれまでの疲れは、バスの添乗員も言っていたように、翌日ではなく3日目に纏めて、どっと出て来た。そのことも確かだなぁと分かった。つまり我も年なのかなぁと。

 仲島和子

 私は、後半の二日間参加させていただきました。最終日(4月7日)は、秩父の山々が桜の花に彩られ、美しい季節でした。皆さんと一緒にお唱する御詠歌は静かなお寺の奥まで響き渡り有意義な一日を過ごす事が出来ました。ありがとうございました。

 無名

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

秩父路を、仏の力に手をひかれ
登る石段、足元かるく
感謝の心で合掌し
唱える声は、たからかに
鈴の音、共に響きわたる

 秩父三十四観音霊場参拝に参加して  石井猛

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

 昨年11月の秩父三十四観音巡拝の中、第16番の西光寺ではユニークな体験をしました。秩父市街にある寺ですが、まず御本尊さんに「西光寺 誓いを人に 尋ねれば ついの住家は 西とこそ聞け」と先生に続いて御詠歌を上げました。庭で一休みしているとガラス戸越しの部屋で住職らしい御仁がなにやら揮毫中でした。よく見たら、驚いたことに、その御仁は両手にそれぞれ太めの筆を持っているではありませんか。両手で何か書いているのです。周りには書や絵やらあるようです。みんなでわいわいうかがっていたら、御仁はガラス戸を開け放ち、畳半畳ほどの書を掲げ、何と仲間の一人にその絵を渡してくれました。どうやら御仁は両手で一気書きをする名人のようです。それからが大変、よそに居た連中もワッと集まり「うさぎ齢だからその絵を」とか、色々言っては色紙などを頂いておりました。勿論頂いた人は各自御芳志を準備したことは謹んで申し添えておきます。これからも第16番西光寺に行けばこの幸運にあえるかも知れません。ただ小生にとっては初体験のびっくり事件で、その場に居られたことをいまも感謝しております。

 秩父の桜  石井すみ子

 秩父三十四観音霊場参拝の第1回目には都合がつかづず不参加となりました。2回目から結願の水潜寺まではお供させていただきました。回を重ねても肝心の御詠歌の方はお唱えする準備に追われてか、なかなか余裕がなかったように思います。
でも、4が7日の最後の巡拝は、曇り空ながら秩父は桜満開の時期で、行くところ、行くところ全て桜の大歓迎に迎えられました。お寺の境内の桜は言うまでもなく、遠くの山々に点々と見える桜も、バスの窓に触れるばかりの沿道の桜の花もみんな咲き誇り、見ているだけで幸せ一杯の気持ちになりました。帰りのバスの中で、やっと降り出した雨を見ながら、これぞ弘法大師様のご加護と信じられた一日でした。

 秩父札所めぐりをして  宇津木清子

 4回、全部参加してよかったと思っています。1回目、2回目はたくさんのお寺を巡り、忙しかったですが、次にどんなお寺かな?と興味津々でした。3回目は雨。でも良い時期に行かれて、うれしく思いました。やはり最終回の花の中でのお参りが大変印象に残りました。総開帳とも重なり幸運でした。楽しかったです。

 秩父札所めぐり  大澤はる

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

 23番の音楽寺は私は今回で三度目です。鐘楼の音から寺の名前がついたという。また、五月の花どきは白つつじのきれいなお寺さんです。当日、皆さんで御奉詠が終わり、帰り足の時、何人か御本堂の右側から山へ登り始めましたので、私も好奇心にかられて登りましたところ、 石仏のお山でしたが、すぐ目を奪われましたのは、流行歌手のヒット祈願の立札です。私は初めて見る光景でしたので驚きました。大河栄策さんのさざんかの宿、北島三郎、渡哲也さん等々、十二、三人のもの、皆ヒットしております。観音様の御利益をありがたいと感じながら山を降りました。
さて、次は31番の観音院です。話は聞いておりましたが、石段を見たときは、私に登れるか、どうか迷いましたが、皆どんどん登って行きますので、それではと私も登り始めたのですが心臓の鼓動が聞こえるようです。つくづく肉体の老化を感じる次第です。途中で落伍しようと思いましたが、後から裕子先生が「大丈夫ですか、頑張って」と声をかけて下さり、又前を登って行く島野さんが「もうすぐだよ、頂上は」と励まして下さるので、勇気百倍になり、意地と根性で漸く296段を登れました。そして、爪で彫ったという壱万体以上の石仏を参拝することが出来ました。今でもあの時の感激は何と言い表してよいか、胸がいっぱいになります。帰りの石段を降りるのも心配でしたが、綿貫さん、新井さん方と談笑しながら足元軽く、観音様に肩を押されるように、御利益をいただいて降りられました。ほんとうに、皆々様のお陰で結願できましたことを御礼申し上げます。有難うございました。

 岡嶋すみ子

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

 4月7日の最後の巡拝は、天候も良いお天気に恵まれました。車窓からは、秩父市内が一望に眺めることができたかと思うと、新緑の山々の中腹には、薄ピンク色の桜が所々に配置良く咲き、この景観は絵画を見るような本当に感無量でした。清雲寺のしだれ桜、私も今迄桜見学をずいぶんしましたが、あのすばらしいしだれ桜は、本当に心を打たれました。目の奥に焼きついています。秩父にこんな名所が有るのだと感心しました。200段の石段を登り、上がった観音寺廻りが高い岩で、見上げれば多数の仏像が刻まれていて、歴史をこの手で触らせて頂きました。最後の水潜寺では、全員寺内に座り、方丈様より一人ひとりの名前を読み上げて頂き、若さと美声で大きなエネルギーを頂きました。

 岡野孝子

 秩父三十四観音霊場巡拝思えば六年前にも済ませていたのですが記憶が薄れてるところもあり新たな気持で参拝済ませとても清々しい気分になり本当に良かったと思いつつ帰路に着くことが出来ました。ありがとうございました。

 秩父札所めぐり  小幡勝枝

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

 巡拝が終わり、とても充実した気分です。秋に訪れた寺も、紅葉がきれいで、また、春に詣でた寺々も、新緑、桜と、さわやかな季節で感激でした。3回目、4回目に訪れた寺々は、御開帳の時期で、おごそかな気分になりました。三十四ヶ寺の各々の「観音像」も、今はあまり記憶も薄れてしまいましたが、巡拝を終わって充実感にしたっています。今までも秩父の寺へは、数ヶ所詣でてはいましたが、皆さんと一緒に御詠歌をお唱えし参詣でき、良かったと思います。いろいろお世話になり、有難うございました。

 工藤幸子

 平成19年10月22日、雨の心配なし。期待と不安をつめたリックを背中に背負い、秩父巡礼出発です。お参りをして、声高々と御詠歌を唱えることが出来ました。感謝しております。お昼ごはんも、とても美味しく頂きました。初めて口にする物も有り、また沢山の出会いもありました。平成20年4月7日、曇り、時々小雨の中、清雲寺の見事なしだれ桜は、目の中にはっきりと今でも残っております。札所最後の三十四番、水潜寺では一人ひとりの氏名が呼ばれ、胸が熱くなりました。先生、ありがとうございました。

 秩父巡礼に参加しての感想  高瀬貞雄

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

 昨秋から始めて昨年に二日、今年に二日巡礼が行われましたが、私はその内の三日を参加いたしました。私は7、8年前に個人で家内と二人、三十四ヶ所のお寺を巡礼致しましたが、その時はまだ体もしっかりとしていました。足腰も軽く動きました現役の時で夏休みを使って一週間位掛けて廻りました。今年最終日は曇りでしたが、三回目の3月24日は朝からの雨が降っていて傘をさしての巡礼は大変でした。それに橋立堂、鍾乳洞の洞窟の中では真暗で狭くて、その上足場が悪く、本当に怖い思いをしました。でも、御詠歌と信仰のご利益で、無事に巡礼を行うことが出来ました。これも先生をはじめ大勢の皆様のお陰です。本当にありがとうございました。なお、観音茶屋で頂いた「そば」の美味しさは格別でした。

 秩父の巡礼に参加して  高瀬篤子

 秩父は、森林に囲まれた山坂が多い所に寺院があります。寺院の前で、先生はじめ皆さんと御詠歌をお唱えしました。厳しさを、時には安らぎを感じての修行の旅でした。橋立堂の鍾乳洞があり洞窟の中はせまくて暗くて足場が悪く大変な思いでありました。御詠歌を終え、バスの中では無事に終えてご利益を感じた思いで帰って来ました。皆様には、大変お世話になりました。これからも、よろしくお願い致します。

 長谷金平

 御詠歌を習って、初めての秩父三十四霊場の巡拝に参加したが、思うように、所作が出来ず苦労しました。10年前、仲間と秩父霊場を参拝した折の朱印帳に、重ね印を頂くことが出来た事は、健康で過ごせたから、今回を迎えられたことを心より喜んでおります。これからも、総てに感謝の念を忘れずに、努力したいと思います。

 長谷妙子

 巡礼されている姿を見、聞き入る度に、何時かは、佛道一心になる時間が持てるような自分になりたいと思うようになっていました。御詠歌は、奥が深く、大変苦労しますが、必至に理解しようと努力している時こそ、同行二人だと感じられるように、なり始めています。

 中西澄江

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

 秩父三十四観音霊場巡拝が無事終了できましたこと、有難うございます。バスの中から見る新緑の優しさ、雨上がりの山並みに帯の如く流れる雲海のみごとさ。目の先々には花々が咲き、友との語らいも心なごみました。巡拝を終え、静かに考えると反省することばかりです。幼く亡くなった子供のため、愛する人のため、それぞれの願いを持ち巡拝していることを知りました。
また、義母は68歳の時、夫に先立たれ生前の夫に感謝の気持ちと、あの世でゆっくり生活できる事を願い、秩父三十四ヶ所を巡拝したと聞いています。その母も数年前94歳で天寿を迎えました。このような良いお手本が有りながら、目先のことにこだわり、いかに心が足りなかったかと悔やまれます。願わくば、次回このような機会があるならば、今回の反省を土台にし、一歩深め、心広く持ち、亡き方々のため、こうして生かされている感謝の気持ちと、幸せを念じ巡拝したいと強く思います。ありがとうございました。

 原島直子

 初体験の「巡拝」感動の連続でした。
一山、一山趣があり有難さが身に浸みます。
後半は、都合にて、参加できませんでしたが、ここ数年思いつつも実行できなかった写経を行い納経できましたことを心から感謝申し上げます。

 秩父巡拝に参加して 原島やす子

 不安と緊張の秩父巡拝、今年こそと参加させて頂きました。初日雨でしたが、皆様の思いやりに初めての私もリラックス出来て楽しい一日。
2日目、苦しかった階段、険しい岩道もどうやら無事に私の今後の自信につながるかなと、良い体験でした。
御詠歌は未熟で申訳なくも、見事な山々の桜、満開の秩父路、久し振りにお花見気分を満喫させて頂きました。皆様には色々と御世話になり、有難うございました。

 秩父路巡拝  三枝昭子

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

 御前様の先達で先生始めご子息さんお母様に同行していただきなごやかで本当に楽しい巡拝でした。十年ほど前に主人と三十四ヶ所めぐりをしたときお経が唱えられたらと叶わぬこと考えましたがまさか実現するとは思ってもみませんでした。
最後の水潜寺で満願の名前を奉納していただき総開帳と桜が重なってとても幸せを感じました。これからも歩ける内は何回でもお供させていただきたいと思います。御詠歌の教室に入れていただきほんとうによかったです。ありがとうございました。      合掌

 秩父巡拝で感じたこと 綿貫正太郎

 第一回目 平成十九年十月二十二日
一番の四萬部寺、二番山の頂上の真福寺、秋の風を感じながら最後列を行く、法楽の次第、何とか解ってくる。皆さんについて行けるか、自ずからの心をつつしめられか不安であったが何とか務められた。
第二回目 不参加
第三回目 平成二十年三月二十四日
雨中での橋立堂など昔の人の山岳信仰の驚異とすばらしさを感じた。萬葉集にこんな歌がある。「山の際に雪は降りつつしかすがにこのかはやぎは萌えにけるかも」
第四回目 平成二十年四月七日
山里を染める桜色の滝のような清雲寺のシダレザクラ、新古今集にある西行法師の「願くは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ」を思い出した。日本百観音結願寺、秩父三十四番札所、水潜寺の千手観世音の前での奉詠、ヤマブキの花言葉のように清々しさを感じた。

 秩父観音霊場巡拝を終えて 島野滋夫

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

 遍照講法恩寺支部にて、平成十九年十月二十二日より二十年四月七日迄の四回に分けて巡拝をさせて頂きました。後半の二回は、札所の総開帳(三月十八日~七月十八日)にあたりました。
観音様の三十三の救いにおすがりを求めて、聖観世音、二十一佛。十一面観世音、六佛。千手観世音、三佛。如意輪観世音、二佛。准胝観世音、一佛。馬頭観世音、一佛。合わせて三十四佛の観世音を礼拝致してまいりました。
巡礼の心得」とか「参拝の方法」等、型から入らなければ行けなかったのですが、今思いますと個人的に大部分を省略しながら巡拝を致し、深く反省を致しております。
仏様に帰依いたしたく、出来得るならば総開帳時に再度の巡拝と奥の院の参拝もしたいと思ってます。せめて最初の二回行きました寺院は廻りたいと思ってます。 また、中途半端になっています西国・坂東、合せて六十六観音を巡拝し、百観世音巡拝を達成すると共に四国八十八ヶ寺も再度挑戦したいと思ってます。
なお、仏縁を感じましたのは、巡拝寺境内にて鎌倉五山第一位の臨済宗建長寺派大本山巨福山建長寺の高井宗務総長に偶然お会いでき、両者にて「おー」「おー」と手を取り合ったことです。私が長期出稼ぎで横浜に居住38年間の一時期坐禅のご教導を賜り、今は越生のボーイスカウトの宿泊座禅等に、やはりご指導を賜っています。文末となりましたが、仏教心の助勢及び諸地域寺院巡拝の動機を植え付けて頂きました法恩寺御住職、先生、大奥様並びに御詠歌講の皆々様に感謝しております。

 雨宮昌枝

密厳流遍照講 秩父霊場巡礼の旅

 昨秋に続いての春の桜までの四回、「秩父三十四観音霊場巡拝めぐり」の旅は、ほどよい天候に恵まれ、御詠歌のお仲間と本当に楽しい四回のバス旅行でした。四萬部寺を皮切りに、最初は無我夢中で御詠歌をお唱えして参りましたが日を重ねてゆく内に、少しづつまわりが見えて、ゆっくりと落ち着いて噛み締めながらお唱えする自分に気付き、これは同行の観音様に支えられて有難く巡る事が出来ました事に感謝しています。
それからいよいよ三十四番最後の札所水潜寺(日本百番結願霊場)では、巡拝の後、住職代行(研昌君)の読経の内に参加者一人ひとりの名を読み上げられ、先生の労いのお言葉を頂き、秩父霊場巡拝めぐりのしめくくりとして、胸に熱いものを感じ感謝致しました。この気持ちを大切にこれからも先生には何かと御苦労もおありでしょうがご指導のもと御詠歌をお唱えしていきたいと思います。本当に有難うございました。